就航50周年を迎え新日本海フェリーの客船を見送るまゆまろやチョキまる(8月4日撮影、舞鶴市浜)

就航50周年を迎え新日本海フェリーの客船を見送るまゆまろやチョキまる(8月4日撮影、舞鶴市浜)

 京都・舞鶴市と北海道・小樽市を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)の航路がこのほど、就航50周年を迎えた。半世紀にわたって観光や物流を支えてきた航路で、府や市の関係者が節目を祝して乗船客を見送った。

 同社は1970年8月4日、舞鶴―小樽間に第1船「すずらん丸」を就航させた。当初の所要時間は32時間だったが、高速船化で現在は約20時間に短縮した。同社によると、年間約8万人が利用し、京阪神からの利用者も多い。

 4日深夜、舞鶴市浜の旅客ターミナルから小樽に向けて出航するフェリーの乗船客に、府や市の職員が記念品や観光パンフレットを手渡し、同社はエコバッグをプレゼントした。府広報監のキャラクター「まゆまろ」や「舞鶴かに」のPRキャラクター「チョキまる」も見送りに花を添えた。

 同社舞鶴支店の近江喜彦支店長は「地元の皆さんのご協力でここまで来られたことを感謝したい」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、例年なら200~250人が乗船するがこの日は約40人。近江支店長は「密にならないよう感染防止策を徹底しており、安心して乗船いただける。船旅の醍醐味(だいごみ)を知っていただきたい」と話した。

 乗船した会社員男性(55)=大阪府八尾市=は「北海道をバイクで回る予定。30年前からこのフェリーを利用しており、大変世話になった」と振り返った。

 50周年を記念し、舞鶴市民を対象に運賃の半額割引キャンペーンも実施する。乗船期間は9月1~17日、23日から10月31日まで。