ジューンブライドのウエディングフラワーケーキ

<写真に撮りたいスイーツレシピ 「オルディネール」主宰 佐藤綾>

 欧米では「ギリシャ神話の女神、Juno(ユーノー)がつかさどる6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝えがあります。日本では梅雨が始まり雨が多くなるこの季節、晴れやかな気分になれるよう色とりどりのバタークリームフラワーが載ったウエディングケーキをご紹介します。
 ウエディングケーキのデコレーションというと、砂糖でできたお花が定番でした。でも、バタークリームで作ったお花なら軟らかいのでケーキと一緒に切り分けやすくなります。さらに、季節のブルーベリージャムをサンドしているので、あっさりと美味(おい)しくいただけると思います。
 バタークリームフラワーの色合いは、淡めの同系色でまとめると上品に見えます。小さいサイズでも2段にすれば特別感が出るので、バースデーや記念日のお祝いとしてもお薦めです。


【材料】

▽蜂蜜入りスポンジ(直径15センチ丸型+直径12センチ丸型)=全卵120グラム、卵黄35グラム、砂糖90グラム、蜂蜜21グラム、薄力粉90グラム、無塩バター15グラム、牛乳20グラム
▽バタークリーム=無塩バター450グラム、卵白140グラム、砂糖190グラム、バニラエキストラクト少々
▽ブルーベリージャム=大さじ3
▽デコレーション=食用色素適量


【作り方】

(1)全卵と卵黄、砂糖、蜂蜜をボウルに入れ、「の」の字が描けるまでよく泡立て、ふるった薄力粉と湯煎で溶かした無塩バター、牛乳を順に合わせる。
(2)紙を敷いた二つの型に流し、180度のオーブンで約25分焼く。冷めたら、それぞれ厚さ1.5センチにスライスし、直径15センチの方は3枚、12センチは2枚用意する。
(3)バタークリームは、卵白と砂糖をあわせ湯煎で70度まで温めて殺菌後、氷水にあて冷ましながら角が立つまで泡立てる。室温に戻したバターを少しずつ混ぜ、最後にバニラエクストラクトを加える。
(4)スライスしたスポンジの間にブルーベリージャムを挟み組み立てる。バタークリームでそれぞれを塗り、二つを重ねてそれぞれ周囲に#5の口金でバタークリームをパール状に絞る。
(5)口金#123でヒナゲシ、#61でチューリップ、#97でミニローズ、#150でシャクヤクをそれぞれに着色したバタークリームで絞り、冷蔵庫で少し冷やし固めてからケーキに飾り、口金#3でつぼみ、#352で葉を絞って仕上げる。


【ポイント】

 スイーツを美味しそうに撮影するには、光の調節が大切です。基本は真横か斜め後ろからの自然光ですが、直射日光がきつい場所では硬い光になることがあり、影が濃く出て明るい部分が白く飛んでしまいます。
 その際はレースカーテンなどで窓を覆うと柔らかい光になります。それでもコントラストが強い時は、白いレフ板を光とは逆の場所に置き、影の部分に光を当てます。レフ板はスケッチブックなどで代用できます。


◆佐藤綾 さとう・あや 英国留学やドイツ系IT企業勤務を経て、かねて興味を持っていた製菓の専門学校で学ぶ。2007年から京都市でお菓子教室「Ordinaire」を主宰。インスタグラムはORDINAIRE_AYA