アマビエが描かれたプレミアム商品券の見本。園部城やかやぶきの里などもあしらった

アマビエが描かれたプレミアム商品券の見本。園部城やかやぶきの里などもあしらった

 京都府南丹市は、9月10日に発売予定のプレミアム商品券に、疫病よけの妖怪として話題の「アマビエ」を描く。絵心のある同市職員がデザインした。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた店舗に、お守りのように商品券を渡し、事業の早期回復とコロナ収束を願う思いの広がりにつなげる。

 1万3千円分(500円券26枚つづり)を1万円で売る。当初5千セットだった販売予定を1万セットに増やして、地域経済を支える考えだ。

 アマビエは肥後国(現在の熊本県)に現れ、疫病が流行した際には「私を描いた絵を見せよ」と告げたとの伝承がある。半人半魚の妖怪で、くちばしを持つ。コロナの拡大に伴い、アマビエを模した菓子が売り出されるなどしている。

 同市をイメージしたキャラクター「さくらちゃん」などを考えた実績がある同市商工課の國府幸明課長補佐がパソコンを使ってデザイン。愛らしいアマビエの周りに、市の花である桜や、大嘗祭(だいじょうさい)に用いられて注目された特産のコメ、園部城、かやぶきの里などのイラストもあしらった。

 國府さんは「早期の経済の回復と、一日も早い収束とを願ってデザインした。応援につながればうれしい」と話す。

 アマビエのデザインは、感染予防対策に取り組む飲食店などに張り出す掲示物などにも用いる予定。