土用干しされる梅。2021年の新春から「合格梅」として授与される(京都府南丹市園部町・生身天満宮)

土用干しされる梅。2021年の新春から「合格梅」として授与される(京都府南丹市園部町・生身天満宮)

 学問の神で梅とのゆかりが深い菅原道真公をまつる京都府南丹市園部町の生身天満宮で、梅を天日で乾燥させる「土用干し」が行われている。境内で収穫した無数の梅が真夏の太陽を浴びて、赤みを増している。

 6月、境内にある100本超の梅の木から手作業で収穫。水洗いしてシソで漬けた後、8月上旬に約30キロの梅を2メートル四方のすだれの上に並べた。武部由貴子禰冝(ねぎ)(53)が雨にぬれないように管理し、時折、梅をひっくり返して、まんべんなく日に当たるようにしている。

 10日頃まで干した後に再びシソで漬け込み、2021年の新春から、合格祈願をした参拝者などに「合格梅」と称して授ける。

 武部さんは「顔がきゅーっとなる昔ながらの酸っぱい梅干しになる。試験の日など、大事な日に口にしてほしい」と話す。