「縁故疎開」の体験談を紹介する戦争平和展(亀岡市古世町・市文化資料館)

「縁故疎開」の体験談を紹介する戦争平和展(亀岡市古世町・市文化資料館)

 戦時中に親族らを頼って疎開した「縁故疎開」をテーマにした戦争平和展が、亀岡市文化資料館(京都府亀岡市古世町)のロビーで開かれている。個人宅に身を寄せた縁故疎開は記録が少なく、同館が昨年聞き取った11人の貴重な体験談が紹介されている。


 戦況悪化に伴い1944年ごろから始まった疎開には、学校単位の集団疎開と、個別に親戚や知人宅に移り住む縁故疎開があった。亀岡は京都市から近い田舎として、縁故も含め多くの疎開者を受け入れたという。

 展示では、京都市内から大八車などに家財道具を積んで老ノ坂を越えて来た体験や、疎開先の保津で米軍機に遭遇し、さらに鹿児島県へ疎開したことなど、同館が聞き取った内容を一人一人紹介。

 中には、「親戚が大勢疎開してきて(中略)ご飯が足りなくなって大変困ったと聞く」など、証言が残りにくい受け入れ側の体験談もある。

 30日まで。無料。同館では引き続き、縁故疎開を受け入れた人などの体験談を募集している。問い合わせは0771(22)0599。