当日の感染対策などについて話し合う商店主ら(京都市西京区・渡月亭)

当日の感染対策などについて話し合う商店主ら(京都市西京区・渡月亭)

閑散とする嵐山商店街。新型コロナウイルス退散を願い、打ち上げ花火が計画されている(京都市右京区)

閑散とする嵐山商店街。新型コロナウイルス退散を願い、打ち上げ花火が計画されている(京都市右京区)

 京都市の嵯峨嵐山地域(右京、西京区)で8月下旬の4日間、新型コロナウイルスの退散を願い、花火が打ち上げられる。嵐山商店街をはじめとする地元商店主らが企画し、同地域での打ち上げ花火のイベントは40年以上ぶりという。「感染者の確認が続いて苦しい時期だが、少しでも癒やしになれば」と期待している。

 嵯峨嵐山地域では新型コロナの影響で観光客が激減。同商店街によると、7月の連休で天候の良い日は昨年比で半分ほどの人出が戻ってきたが、感染者が全国で増加するのに伴い、再び減少しているという。地元の人たちを元気づけるため、かつて催されていた打ち上げ花火を復活させることにした。

 感染予防のため、8月22、23日、29、30日の計4日間に分散して開催する。各日とも約3分間、65発が夜空を彩る予定。「密」を避けるため、詳細な場所は公表せず、打ち上げ時間も当日午後に商店街が運営するホームページなどで発表する。

 嵐山地域の桂川沿いでは1970年代まで花火大会が行われていたが、交通渋滞の深刻化などを理由に中止になった、という。企画の中心を担う商店街の石川恵介副代表(51)は小さいころに祖母に抱かれて花火を見た記憶があるといい、「地元の人は家からでも大きく見えるので、庭先やベランダから楽しんで、昔を思い出してほしい」としている。