京大医学部付属病院

京大医学部付属病院

 新型コロナウイルスの感染拡大による医療現場の逼迫(ひっぱく)を防ぐため、京都大医学部付属病院は6日、PCR検査のさらなる拡大を求める提言を発表した。繁華街で働く人などに対し無症状でも希望者がPCR検査できる体制を整えるべきで、同病院として1日数百件の検査枠を新たに提供できるという。


 新型コロナの感染第2波に伴い、同病院では5月に停止した重症患者の受け入れ体制を7月下旬に再び始動した。この日、オンライン会見した宮本享・病院長は「新型コロナの重症者のケアには、通常の2~4倍の専門スタッフが必要となる」と指摘。一般医療の抑制を防ぐため濃厚接触者に加えて、繁華街などクラスター(感染者集団)の発生リスクの高い場所では、症状にかかわらず積極的に感染者を見つけることが大切だとの見解を示した。

 京都府内では7月31日現在、PCR検査枠は最大1日約550件で、8月末までに800件にする計画となっている。同病院はこれとは別に、検査枠を供給することを想定しているという。宮本病院長は「京都府や京都市がこの対策を実施するなら、積極的に協力していく」と語った。