朝掘りタケノコ

朝掘りタケノコ

源氏物語にちなんだお香

源氏物語にちなんだお香

 ふるさと納税の返礼品を取りやめていた京都府長岡京市は、62種類の地元産商品を返礼品とする新事業を11月に始める。返礼品の主力となることが予想されるビールをはじめ、特産の朝掘りタケノコや手作りのベビーシューズ、お香などのほか、竹細工や陶芸などの体験型商品もそろえ、「市の魅力を多くの人たちに知ってもらいたい」と期待を寄せている。

 返礼品は、5~9月の公募で長岡京市内に拠点を持つ事業者から集まった。各商品に対する寄付の受付価格は、継続的に商品が届く定期便を除くと、最も安い1万~2万5千円が中心で、最高は「着物での西山三山巡りとホテルの1泊宿泊」の14万円が設定された。
 特産の朝掘りタケノコ2キロ(寄付受付価格2万円)の発送は春季となるが、寄付は随時受け付ける。市内の工房で制作する革製のベビーシューズ(同1万5千~1万9千円)は、かかと部分に氏名や誕生日が入れられる。長岡京市勝竜寺に工場を持つ香老舗の松栄堂は、源氏物語の巻名「胡蝶(こちょう)」にちなんだお香(同1万円)など4種類を用意する。竹細工や殺陣の体験と市内のホテル宿泊がセットになった返礼品や、陶芸教室などもラインアップされた。寄付は、民間事業者が運営する納税サイトで受け付ける。
 同市は、2016年9月に返礼品を取りやめ、西山の再生など特定の事業に寄付を募る形式でふるさと納税を受け付けてきた。ただ、「返礼品は地元産で上限額は寄付額の3割」とする新制度が6月に整備され、過熱する返礼品競争が一段落したことなどを受け、新事業を始めることにした。寄付による収入は、明智光秀を主人公にした大河ドラマの放送を機とした観光振興の施策に充てられる。