審判員功労章の表彰を受けた白須さん(与謝野町岩滝)

審判員功労章の表彰を受けた白須さん(与謝野町岩滝)

 陸上競技の審判を50年間務めてきた京都府与謝野町岩滝の白須重孝さん(69)が、府北部では2人目となる京都陸上競技協会審判員功労章を受けた。陸上教室も長年続け、丹後地域の陸上競技の発展に貢献してきた。白須さんは「今までの労が報われた。素直にうれしい」と語る。

 白須さんは、これまで府内で開催された1200以上の大会に参加。北丹陸上競技協会の理事も務める。

 中学で陸上競技を始めた。高校1年の時、府内の代表選手が競う1月の京都駅伝に丹後チームとして出場。その際、選手よりも早く来て、選手が走りやすいように雪かきをする審判の姿に感動し、高校卒業後に審判の資格を取得した。

 織物工場で働くようになってからも、休日は毎週のように京都市内の大会に選手と審判の両方で参加した。「審判として大会に参加することは、選手をやめた今でも、日常生活の一部になっている」

 陸上競技の裾野を広げるため、自宅の近くで40年以上、岩滝陸上教室を続ける。これまで実業団などで活躍する選手を多く輩出。「教えたことが成長に結びつくことが面白い」。現在も20人以上の小中学生に教える。

 全国女子駅伝の審判を務め、今年で38年目になる。40年の節目までは審判を続けたいと意気込む。「競技者をサポートする審判の役割はとても重要。審判を務める人が丹後からももっと出てきてほしい」と話した。