違法駐車の撮影も兼ねている市バスのドライブレコーダー。カメラが搭載されていることを周知している(京都市中京区)

違法駐車の撮影も兼ねている市バスのドライブレコーダー。カメラが搭載されていることを周知している(京都市中京区)

 「あおり運転」が問題となる中、自家用車にドライブレコーダーを装着した人も多いだろう。800台余りある京都市バスの全車両はすでに導入済みで、事故時の証拠以外にも意外なことに活用されている。


 バス停付近の違法駐車で、なかなかバスが発車できない-。利用客なら一度はイライラしたことがあるのでは。市バスのドラレコはそういった悪質ドライバーを取り締まるために使われている。


 運転手がバス停付近で何度も違法駐車を繰り返す車を見つけた場合、ドラレコで状況を確認。現場に職員が赴いて写真を撮影し、京都府警に提供している。繁華街の四条河原町バス停付近が特に多いといい、提供は「年に数回程度」(京都市交通局)。


 ただ2011年の導入までにはひと悶着(もんちゃく)あった。もともとドラレコ映像を提供する計画だったが、有識者の審議会が「プライバシーへの配慮が不十分」として2回にわたってストップをかけた。最終的に容認されたものの、現在はドラレコ映像は提供せず、写真を提供する際も違法駐車車両以外はモザイク処理を行っている。


 バス停付近の違法駐車はダイヤの乱れに加え、重大事故の原因にもなる。ドライバーのみなさんは、市バスの「目」が光っているのをお忘れなく。