杜多道雄氏

杜多道雄氏

 天台宗(総本山・延暦寺、大津市)の杜多道雄(とだ・どうゆう)宗務総長(76)と内局が、来年3月の任期満了を待たずに今年11月に総辞職する意向を固めたことが7日、分かった。新型コロナウイルスの影響により、来年の宗祖最澄1200年遠忌法要に向けた多くの事業が延期となる中、次期内局を早い段階で発足させ準備に時間を取れるようにする狙いがある。

 今月上旬までに、一部の宗議会議員に辞職の意向を伝えた。来年3月14日の任期満了まで務めた場合は新年度の予算編成までも杜多内局が担うことになるため、より早期に新しい内局を発足させる必要性を感じていたという。現時点では11月中旬から同月末ごろの辞職を検討している。杜多総長は「次の内局に少しでも負担がかからない形で引き継ぎたいと思った」と話している。

 同宗は、延暦寺をはじめ全国に約3千ある寺院を包括する宗教法人。宗務総長は法人の代表役員を務める。