滋賀県東近江行政組合消防本部は7日、八日市消防署の救急救命士で消防司令補の男性(52)が、救急救命措置中だった東近江市の女性(64)に対し、気道確保のためのチューブを誤って食道に挿入する事故があった、と発表した。

 6日午前7時25分ごろ、女性の家族から「(女性の)呼吸がない」などと119番通報があった。救命士らが自宅に駆けつけ、女性が心肺停止の状態だったため、病院に搬送しながらチューブを口から挿管した。病院に到着後、医師が女性の死亡とチューブの誤挿管を確認した。

 消防本部によると、死因は病死で、医師は誤挿管と死亡の因果関係はないと診断しているという。担当者は「家族におわび申し上げる。再発防止に向け、訓練体制の強化などを通し、信頼回復に努める」としている。