慰霊のために打ち上げられた花火(京都府亀岡市追分町・かめきたサンガ広場)

慰霊のために打ち上げられた花火(京都府亀岡市追分町・かめきたサンガ広場)

戦争や災害の犠牲者をしのんで献花する参列者(京都府亀岡市下矢田町・平和台公園)

戦争や災害の犠牲者をしのんで献花する参列者(京都府亀岡市下矢田町・平和台公園)

 戦争や災害で犠牲になった人々の冥福を祈る亀岡平和祭の「平和祈念式典」が7日、京都府亀岡市下矢田町の平和台公園であり、参列者が平穏な社会の実現を願った。夜には保津川から慰霊の花火が打ち上げられた。

 過去の大戦や1951年の「平和池水害」の犠牲者を弔うため市が毎年営んでおり、69回目。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため子どもらは出席せず、市幹部や遺族会など約50人の参列にとどまった。

 色とりどりの折り鶴で飾られた平和塔を前に、参列者は正午のサイレンで黙とうをささげた。続いて今年で宣言から10年となる市の「世界連邦・非核平和都市」の全文に耳を傾け、代表者らが献花した。桂川孝裕市長は「世界の恒久平和に向け、亀岡から平和の思いを発信し続ける」と述べた。

 午後8時前には、保津橋上流の河川敷から約800発の慰霊花火を打ち上げた。恒例の保津川市民花火大会は中止しており、鑑賞目的の市民が密集することを避けるため、市は直前まで場所や時間を公表しなかった。JR亀岡駅北のかめきたサンガ広場に居合わせた人たちは、夜空に咲く大輪をうっとりと眺めていた。