滋賀県庁

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 滋賀県内での新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、コロナ対応病床の使用率が急上昇している。7日午後6時時点で入院者は114人、使用率は75・5%に達した。重症者は3人。三日月大造知事は同日、約2週間後の20日をめどに病床数を約50床増やして計200床とするほか、8月中に2カ所目の宿泊療養施設(250室)を開設する方針を明らかにした。

 甲賀市の特別養護老人ホームや草津市の病院でのクラスター発生に伴い、県内では今週に入って89人の感染が確認された。県によると、7日現在の病床数は151床で、県外で感染確認された人などを含めて114床が埋まった。軽症・無症状者用の宿泊療養施設は62室のうち12室(19・3%)が埋まった。

 一方で県は、病床、宿泊療養施設とも増加のめどがたっているとして、お盆の帰省については自粛を求めない方針を改めて示した。

 同日、県危機管理センターでの新型コロナ対策本部員会議で、三日月知事は体調に違和感のある人や感染リスクが高いとされる場所に最近行った人に向け、「(帰省に際しては)慎重な判断をお願いする」と述べた。病院、介護施設の利用者への見舞いや面会を計画している人には感染防止対策の徹底を求めた。

 また、クラスターが発生した特養ホームや病院に誹謗(ひぼう)中傷の電話が相次いでいることを挙げ、県民に冷静な対応を呼び掛けた。

 会議後、三日月知事は「行動の制約をお願いする『特別警戒ステージ』のほんの一歩手前との状況を(県民と)共有したいと思う」「入院治療が必要な人の自宅療養は極力避けたい。(病床の)確保に努める」と話した。