庁内放送の収録で、「お父さん、早く帰ってきてね」と呼び掛ける子ども(大津市打出浜・県警本部)

庁内放送の収録で、「お父さん、早く帰ってきてね」と呼び掛ける子ども(大津市打出浜・県警本部)

 「今日は水曜日なので、早くおうちに帰って体を休めて下さい」。働き方改革の一環で、滋賀県警は定時退庁日の毎週水曜に、警察官らの子どもたちのメッセージを庁内放送で流して早めの帰宅を呼び掛ける「子どもアナウンスキャンペーン」を、今月、大津市打出浜の県警本部で始めた。

 県警は毎夏、「子ども参観日」とし、警察官や職員の子どもたちが庁舎見学などをするが、今年は新型コロナウイルス禍で中止に。代替案として夏休みを活用し、水曜の定時(午後5時15分)退庁を促す庁内放送を子どもたちの声に替え、帰宅しやすい雰囲気づくりを進めようと企画した。

 5日は警察官の家族7組が来庁し、会計課の大谷武弘調査官(54)の長女(7)が放送の収録に挑戦。制服姿で「毎日お仕事をしてくれてありがとうございます」と語り、「お父さん早く帰ってきてね。大好きだよ」とのアドリブも添え、「ちょっと照れるけど、一緒にトランプをして遊びたい」とはにかんだ。収録した内容は8月中の毎週水曜に昼と夕方に流し、毎回、別の子どもが読み手となるという。

 県警は2014年に働き方改革の担当部署を立ち上げ、業務の効率化や育休制度の充実などを進めている。担当者は「職業柄、休むことに引け目を感じてしまう警察官も多いが、放送を聞いて『今日くらいは』と思ってもらい、家族との時間を大切にしてほしい」としている。