子どもたちが中に入って昆虫と触れ合えるカブトムシドーム(大山崎町・天王山)

子どもたちが中に入って昆虫と触れ合えるカブトムシドーム(大山崎町・天王山)

 天王山の保全整備活動に取り組む京都府大山崎町の住民団体「久保川と天王山の森を守る会」が、山中の竹を活用して昆虫観察ができる巨大な虫かごを作った。その名も「カブトムシドーム」。子ども10人が入れるほど大きく、山で採集した昆虫をドームに放し触れ合ってもらう。団体では「自然体験を通して森づくりの大切さを感じてほしい」としている。

 同団体は天王山の2・7ヘクタールにわたって放置竹林の伐採や、クヌギなど落葉樹の植樹に取り組んでいる。

 カブトムシドームは6月から約1カ月かけ、同団体が竹林を整備した天王山中腹の広場「天空カフェ」に設置した。大きさは、高さ2・35メートル、直径3メートルの半球体。山中で伐採した竹10本を割って骨組みにし、細かい網の目のかやで覆っている。子どもたちにはドーム内で、山で捕まえたカブトムシなどの昆虫観察などを楽しんでもらう。

 代表の竹内碩さん(78)は「豊かな自然環境でなければ生き物はすめない。森づくりの大切さを知ってもらいたい」と話す。同団体主催のイベントなどでカブトムシドームを活用する予定で、「自然と親しめる場所になれば」と期待を寄せている。

 カブトムシドームは小倉神社の登山道から約10分登った広場にある。