表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 日本電気硝子が5日発表した2018年12月期連結決算は純利益が前期比44・1%減の151億円だった。原材料や燃料価格の上昇に加え、米国子会社の製造拠点で生産性が見込みを下回り、利益を押し下げた。

 主力の液晶ディスプレー(LCD)用基板ガラスが伸び、ガラスファイバーも自動車部品向けで需要が増え、売上高は6・3%増の3003億円だった。海外子会社への融資に関連した債権債務の評価替えで為替差損が発生し、経常利益は41・9%減の198億円。

 19年12月期は、米中貿易摩擦の影響で中国や欧州でガラスファイバー需要が減速しているが、LCD用基板ガラスの伸びや生産性改善で増収増益を見込む。年配当は増配予想。津田幸一取締役常務執行役員は「米国子会社は設備更新の効果が出ていないが、いずれ生産性は向上する」との見通しを示した。

 21年12月期に売上高3500億円を目指す中期経営計画も公表した。ディスプレー用ガラスの生産性改革やガラスファイバー事業の拡大を図る。