伊吹そばの盛りそばと、おにぎりなどが楽しめる「伊吹セット」(米原市伊吹・蕎麦の里 伊吹)

伊吹そばの盛りそばと、おにぎりなどが楽しめる「伊吹セット」(米原市伊吹・蕎麦の里 伊吹)

伊吹山麓で伊吹そばを提供する「蕎麦の里 伊吹」(米原市伊吹)

伊吹山麓で伊吹そばを提供する「蕎麦の里 伊吹」(米原市伊吹)

 在来種「伊吹そば」を味わえる滋賀県米原市伊吹の「蕎麦(そば)の里 伊吹」が県内外の客から人気を呼んでいる。香り高い麺が特徴で、「おいしいという評価をもらっている」と関係者は自信をのぞかせる。

 農事組合法人ブレスファーム伊吹が運営する。14生産者でつくる伊吹そば生産組合の中で、同法人が約8割を生産する。

 伊吹そばは粒の直径が4・5ミリ以下で一般の品種より小粒。殻の部分を除いて製麺すると緑の色合い、甘みや香りが強く出る。平安時代から鎌倉時代にかけて伊吹山中腹で栽培が始まったとされる。

 農林水産省は昨秋、伊吹そばを地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度の対象に選んだ。GI登録は県内では近江牛に次いで2例目となる。

 曜日によって、そばの実を殻ごとひいた「挽きぐるみ」と、殻をむいた「丸抜き」の麺が楽しめる盛りそばのほか、土、日限定で十割そばを提供する。同法人が生産するコシヒカリで作ったおにぎりと、季節の野菜を使ったつくだ煮や漬物が皿に盛られた「伊吹セット」も用意した。

 同法人理事で店長も務める伊富貴良市さん(64)は「うどん文化が強い関西だが、本物のそばを食べてもらえば好きになるはず。地元の人にも発信していきたい」と話す。

 午前10時~午後2時(土、日曜午後3時)。木曜定休。