京都府内産和牛の海外向けブランド「Kyoto Beef 雅」

京都府内産和牛の海外向けブランド「Kyoto Beef 雅」

 京都市は11日、市中央食肉市場が京都府内産和牛ブランド「Kyoto Beef(京都ビーフ)雅(みやび)」を、初めて欧州連合(EU)向けに輸出したと発表した。海外で高まる和牛人気を追い風に、輸出先の拡大を目指す。

 全国に10カ所ある公営の中央食肉市場でEUに和牛を輸出するのは初めて。市中央食肉市場は、府内産和牛1頭分の食肉をフィンランドに輸出した。近くイタリアにも送る予定という。

 「京都ビーフ雅」は、海外輸出する府内産和牛のうち上級の肉質に限定した高級肉ブランド。人口減少で国内の食肉市場が縮む中、海外販路の拡大を目指して府が2015年に作った。市は各国の衛生管理基準に対応するため、専用の食肉加工設備を導入。4月にEU向けの輸出牛肉取扱施設の認定を取得した。

 同市場は今春、シンガポールにも初めて府内産和牛を輸出。4~6月の輸出量はマカオを含め2カ国・地域で計50頭分となった。市は20年度に175頭の食肉輸出を目標としている。