晴れ渡った冬空の下、天日干しされるコウゾの皮の束(福知山市大江町二俣・田中製紙工業所)

晴れ渡った冬空の下、天日干しされるコウゾの皮の束(福知山市大江町二俣・田中製紙工業所)

 京都府福知山市大江町特産の手すき和紙「丹後和紙」の原料となるコウゾの皮の天日干しが、同町二俣の田中製紙工業所で最盛期を迎えている。青く澄み渡った冬空の下、コウゾの束が寒風にさらされている。

 コウゾは同工業所近くで栽培され、今季は約2トンを収穫。長さ約1・2メートルに切りそろえ、大釜で蒸した後、樹皮をはいで高さ約5メートルの稲木に干す。十分に乾燥させることでカビの発生を防ぐ効果があるという。

 天日干しは先月下旬から晴天の日に行っており、3月上旬まで行う予定。この日は朝から、田中敏弘代表(57)らが約200束のコウゾを次々と稲木にかけていった。

 田中代表は「収穫量は例年より少なかったが、質の良いコウゾが採れた。良質な和紙がすけそうだ」と話した。