校庭の砂場に営巣しているニッポンハナダカバチ(舞鶴市行永・倉梯小)

校庭の砂場に営巣しているニッポンハナダカバチ(舞鶴市行永・倉梯小)

 京都府舞鶴市行永の倉梯小の児童がこのほど、校庭の砂場で、府レッドデータブックに掲載されている「ニッポンハナダカバチ」が営巣しているのを見つけた。基本的には人を攻撃しないハチとされ、児童らが様子を見守っている。

 このハチは、6~8月にかけて、子育てのために軟らかい地面に巣穴を作り、ハエなどを運んで幼虫を育てる。砂地がある川辺などの護岸整備で生息環境が変化し、府では準絶滅危惧種に位置づけられている。府自然環境保全課によると、今年は福知山市内の公園の砂場でも目撃情報があったという。

 2年木田勇心君(7)が先月21日の休み時間に、砂場にハチがいるのを発見した。支援加配教員の品田正明さん(67)が調べたところ、ニッポンハナダカバチと判明した。砂場には、直径約1センチの巣穴が複数開いている。

 木田くんは「目が黄緑色で模様も普通のハチとは違う」と見つめ、品田さんは「子どもの素朴な疑問が発見につながった。身近な生物に親しみ、自然環境を大切にする人に成長してほしい」と願っている。