夏空の下で鳥がはばたくような姿で開花するサギソウ(5日、米原市山室・山室湿原)

夏空の下で鳥がはばたくような姿で開花するサギソウ(5日、米原市山室・山室湿原)

 シラサギが舞う姿に似た花を付けるラン科のサギソウが自生地の山室湿原(滋賀県米原市山室)で開花している。夏空の下に、涼やかな白いシルエットを広げている。

 山室湿原は市の天然記念物で、みつくり谷と呼ばれる谷あいに約1.5ヘクタールにわたって広がる。サギソウは湿原を代表する多年草の植物。湿地の埋め立てや人為的な採取により全国で減少し、環境省の準絶滅危惧種、滋賀県の希少種に指定されている。

 湿原内に整備された木道沿いのあちこちで3センチほどの花を咲かせる。小さいながらも独特の姿はよく目立つ。保護に取り組む「山室湿原を考える会」によると、開花のピークは8月中旬頃という。