京都市役所

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 京都市はこのほど、災害時に客室を避難場所として活用することで、市内の12ホテルと合意したことを明らかにした。新型コロナウイルス感染防止のため、空き部屋を一時的な避難場所として提供してもらい、避難所での「3密」を防ぐ。

 合意が得られたのは、グランドプリンスホテル京都(左京区)▽京都堀川イン、京都ガーデンホテル、アーバンホテル京都二条プレミアム(以上、中京区)▽京都山科ホテル山楽(山科区)▽アーバンホテル京都五条プレミアム、アーバンホテル京都四条プレミアム、京都新阪急ホテル(以上、下京区)▽京都プラザホテル、ホテルエルシエント京都(以上、南区)▽ホテル京都エミナース(西京区)▽アーバンホテル京都(伏見区)。

 災害時に避難所が多くの人であふれて3密状態になりそうな場合、市がこれらのホテルに空き状況を確認の上、乳幼児や妊産婦、高齢者ら健康上の配慮を要する避難者にタクシーでホテルに移ってもらう。

 ホテルには1人当たり1万円を上限に宿泊料を、タクシー事業者には乗車料金を市が支払う。避難者に金銭的な負担は発生しない。予算は本年度分として300万円。今後、各ホテルと協定を結び、8月中の運用開始を目指す。

 避難所での3密防止策として市は、間仕切りテントの購入や空き教室の活用も進めている。市防災危機管理室は「シミュレーションの結果、1避難所当たり100人程度の避難者であればこれらの対策で3密は防げると考えているが、ホテルを活用することでより市民に安心感を持ってもらいたい」としている。