柔道の阿部詩選手と並んでファイティングポーズを取る拳四朗選手(大阪市北区)

柔道の阿部詩選手と並んでファイティングポーズを取る拳四朗選手(大阪市北区)

女子マラソンの松田選手(右)と握手を交わす拳四朗選手(大阪市北区)

女子マラソンの松田選手(右)と握手を交わす拳四朗選手(大阪市北区)

 昨年末に世界ボクシング評議会ライトフライ級で5度目の防衛を果たした拳四朗選手(27)=BMBジム、城陽市出身=がこのほど、関西スポーツ賞の特別賞を受賞した。表彰式では他競技のトップ選手と熱く語り合った。

 同じ格闘技の柔道で注目を浴びる18歳の阿部詩選手=夙川学院高3年=とは、勝負に挑む際の心構えについて話した。「(試合では)緊張します?」と尋ねると、阿部選手は平然とした表情で「しないです」。さらに「楽しいという感覚ではないけど、自分は勝てるって信じているので緊張はしない。どんなときも自分を信じている」と強調した。

 10代選手の力強い言葉に拳四朗選手は感心した様子で「僕も追われる立場になったけど、全く気にしない。まだまだ上には上があると分かっている」と謙虚に話した。

 陸上女子マラソンの松田瑞生選手(23)=ダイハツ=とは食事の話題に。「走っている時は何を考えていますか」と聞くと、松田選手は「食べ物」と即答。「スイーツが大好きなので、レース後にあの3000円のショートケーキを絶対に食べる、などと考えます」と笑った。

 レースの沿道で知人を見つけると元気になると松田選手が言えば、拳四朗選手も会場で有名人を探して楽しんでいるそう。最後に「(東京五輪で)金メダルを取ってくださいね」と声を掛けると、松田選手も「防衛記録の新記録まで頑張って。試合を観に行きます」。2人でがっちり握手を交わしていた。