転覆したクルーザーから救助された人たちに話を聞く警察官ら(6月7日、大津市・近江舞子中浜水泳場付近)

転覆したクルーザーから救助された人たちに話を聞く警察官ら(6月7日、大津市・近江舞子中浜水泳場付近)

事故のあった現場と出航場所

事故のあった現場と出航場所

 大津市北小松沖の琵琶湖で6月、プレジャーボートが転覆し、乗っていた大阪市の男女13人が救助された事故で、定員(10人)を超過して航行したとして、滋賀県警が17日、船舶安全法違反の疑いで、操縦者の会社員の男性(41)=大阪市此花区=を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。


 書類送検容疑は、6月7日午後12時半~12時45分、琵琶湖上で、プレジャーボートに定員を超える13人を乗せて航行した疑い。乗船者は12歳未満の3人を含む13人だったが、同法では12歳未満を「0・5人」と数えるため、「11・5人」の定員オーバー状態だったという。


 捜査関係者によると、男性は容疑を認め、「定員オーバーの意識はなかった。今後は気をつける」などと供述しているといい、県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたという。


 琵琶湖では2003年、大津市沖で12人が乗ったヨット「ファルコン」が沈没し、6人が死亡、1人が行方不明になる事故があった。県は県琵琶湖等水上安全条例を改正し、エンジン付きプレジャーボートの乗船者全員に救命胴衣の着用を義務付けているが、今回の事故当時、19~34歳の5人が救命胴衣を付けていなかったことが判明したという。