国際博物館会議(ICOM)京都大会の組織委員会であいさつする佐々木丞平委員長(京都市下京区)

国際博物館会議(ICOM)京都大会の組織委員会であいさつする佐々木丞平委員長(京都市下京区)

 国際博物館会議(ICOM)京都大会の組織委員会(委員長・佐々木丞平京都国立博物館長)が6日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都であり、全国の国立博物館館長や文部科学省幹部らが運営方針や議事内容について議論した。

 大会は9月1~7日、国立京都国際会館などで開かれ、約3千人の博物館関係者の参加を見込む。文化財保存や館の運営、戦争などのテーマを30の国際委員会で議論し、施設見学なども行う予定。京博連(京都市内博物館施設連絡協議会)など地域からも参加する。

 冒頭、事務局が「大会の議論で、収集・保存・展示とするミュージアムの定義に『社会的な課題に何ができるか』を加えたい。国内では博物館を扱う省庁が文化庁に移っており、博物館法の改正にまでつなげていければ」と報告した。

 基調講演は建築家・隈研吾氏が行い、▽議論を踏まえてアジアと日本美術を対象とする国際委員会発足を目指す▽全焼したリオの国立博物館館長を招き、危機管理の議論▽全国博物館大会を同時期に京都府立京都学・歴彩館で開催―などの点も合わせて伝えられた。

 出席者からはPRが十分ではないとの指摘、「戦乱の時代もくぐり抜けて文化財を保存してきた関係者らの熱意を、子供たちに伝える術こそ必要」などの意見が出された。