スパイスカレーの魅力を語る京大カレー部の三宅祥太朗さん(左)と浩士朗さん

スパイスカレーの魅力を語る京大カレー部の三宅祥太朗さん(左)と浩士朗さん

パエリアからヒントを得て、スパイスを駆使しオリジナルカレーを作った部員の吉田健人さん(京都市左京区)

パエリアからヒントを得て、スパイスを駆使しオリジナルカレーを作った部員の吉田健人さん(京都市左京区)

 京都大(京都市左京区)のサークル「京大カレー部」が、部で開発したオリジナルのメニューを紹介する「京大カレー部 秘伝のスパイスカレーレシピ」を出版した。先輩から代々語り継がれる逸品や、部員15人の作った100を超えるレシピから、作りやすい50品を選抜した。

 発足10年目を迎えた京大カレー部としては「京大カレー部 スパイス活動」(世界文化社)を3年前に刊行したが、レシピ本は初めて。

 「日本酒に合う燻(いぶ)され豆キーマ」など独自の名前を付け、写真やレシピのほか、考案した部員が開発のきっかけや作り方のコツも披露した。ギョーザやパエリアなど、別の料理からヒントを得たカレーもある。入手困難な食材や、長時間の調理が必要な難易度の高いカレーも後半には登場する。ルウを用いないレシピがほとんどで、カロリーを抑えることにも配慮したという。

 「カレーの定義は何か」という問題を追究し、「スパイスを使った汁気のある煮込み料理」に合致するため、麻婆豆腐はカレーに含まれる-、という結論に至るなど、京大生らしいコラムも盛り込んでいる。

 今回の出版を進めた共に農学部3年で双子の三宅浩士朗さん(21)と祥太朗さん(21)は入部してからカレー作りを始めた。今では自宅に常時20種類のスパイスを用意し、冷蔵庫の残り物から新しいカレーを作っているという。「自由度が高く、スパイスは少しの違いで味とにおいが大きく変わる。大学での研究とよく似ていて、飽きることはない」と魅力を語る。

 河出書房新社刊、B5判128ページ、1760円。