新たに新築されるがん診療棟の完成予想図=京都府立医大付属北部医療センター提供

新たに新築されるがん診療棟の完成予想図=京都府立医大付属北部医療センター提供

 京都府立医科大付属北部医療センター(与謝野町)はこのほど、高度がん医療機器を備えたがん診療棟を新築すると発表した。3月に着工し、2020年春に診療開始する予定。がん死亡率が府内で最も高い丹後医療圏内の診療体制を強化するという。

 新棟は鉄筋コンクリート造り平屋建て、延べ982平方メートル。病院北側の駐車場や焼却炉を解体して整備する。

 体外から放射線を照射し、がん治療や痛みを和らげる放射能治療装置と、PET(陽電子放射断層撮影)でがん細胞の分布を画像化しCT(コンピューター断層撮影)画像と重ねて診断する装置を初めて導入する。

 これまで福知山市や兵庫県豊岡市の病院で受ける必要があった診断や治療が、丹後圏内でも可能となるという。抗がん剤治療を実施する化学療法室も移転し、7床から10床に増床する。

 同センターの中川正法病院長は「かなりのがん診療がワンストップで可能となり、地域のみなさんに貢献できる」と話している。