京都錦市場商店街振興組合が製作したバイオマス製のレジ袋(京都市中京区・錦市場)

京都錦市場商店街振興組合が製作したバイオマス製のレジ袋(京都市中京区・錦市場)

 「京の台所」で知られる錦市場(京都市中京区)の店舗でつくる京都錦市場商店街振興組合が、江戸時代中期に活躍した画家伊藤若冲(1716~1800年)の作品をあしらったバイオマス製レジ袋を作った。

 伊藤若冲は錦市場の青物問屋に生まれ、23歳の時に4代目となった。店で扱った野菜や魚介、果物は後の作画に大きな影響を与えた。今回、京都工芸繊維大の中野仁人教授がデザインしたレジ袋では、横たわる大根を涅槃(ねはん)の釈迦(しゃか)に見立てた晩年の大作「果蔬(かそ)涅槃図」で描かれた各種の野菜と組合のロゴマークを取り合わせた。

 同組合は、錦市場の約130店で構成。袋は各店舗で別々の物を使っていたが、「統一感のある袋を作ろう」と製作を企画。京都市の商店街緊急支援補助金200万円も活用して12万枚作り、各店に2千枚ずつ配分した。

 同組合の三田冨佐雄理事長(79)は「錦市場には鮮魚など水気のある商品を扱う店が多く、衛生的に使い捨ての袋は必要。新型コロナウイルスの感染防止ためにも安心・安全をPRできれば」と話している。