マイナポイント獲得への道

マイナポイント獲得への道

 政府の消費喚起策「マイナポイント」が9月に始まる。キャッシュレス決済とマイナンバーカードの普及を同時に狙う取り組みで、申し込むと買い物などで使える最大5千円分のポイントが付与される。利用には、事業に参画している電子マネーやクレジットカードと、マイナンバーカードをひも付ける事前準備が必要だ。乗り遅れず利用するための「三カ条」を紹介する。

 (1)マイナンバーカードの取得

 まずはマイナンバーカードを取得する。申請は、スマートフォン▽パソコン▽まちなかの証明用写真機▽郵送―などのどれかからできるが、顔写真が必要だ。受け取りには、送られてくる交付通知書を持って市町村の窓口に行く必要がある。申請から受け取りまで1カ月以上かかるので早めにする方がよい。取得は無料だ。この際に設定する4桁の暗証番号が今後必要になるのでメモして覚えておくことが重要だ。

 (2)ネット上で「マイキーID」の設定

 ここが一番の山場だ。まずはスマホで申し込み用の「マイナポイントアプリ」をインストールする。パソコンから設定する場合は未対応のブラウザーがあり、ICカードを読み取る外部機器も必要になるので注意してほしい。そのため、多くの市町村の窓口などには手続きの支援コーナーが設けられている。

 マイナポイントアプリを起動し、マイナンバーカードを受け取った際に設定した4桁の暗証番号を入力。その後、スマホでマイナンバーカードを読み取ると、マイナポイントを受け取るための8桁の英数字「マイキーID」が自動で設定される。

 (3)キャッシュレス決済とのひも付け

 そのままマイナポイントのページで、ポイントをもらうための決済サービスを一つ選ぶと、ひとまず完了だ。

 今年9月から21年3月の間に、申し込んだ決済サービスで2万円のチャージか買い物をすると、最大5千円のプレミアム分のポイントを取得できる。

 総務省によると、7月31日時点で、ソフトバンク系の「PayPay(ペイペイ)」「三井住友カード」、電子マネーではイオンの「WAON(ワオン)」、平和堂の「HOPマネー」など109種類のサービスが申し込み可能だ。

 各社は、最大5千円分のポイントとは別に独自でポイントを付与するなどして囲い込みを強めている。マイナポイントに対応する決済サービスは今後も増えるはずだ。ひも付けするサービスをじっくり比較して選ぶとさらにお得になる。

 なお、8月1日時点で、マイナンバーカードの保有者は2324万人と人口の18%にとどまる。まだカード自体の利便性や認知度は低く、今回の事業でどれだけ伸びるかは未知数だ。