「糸」の壁飾りの前で輪になって合唱する生徒(大津市)

「糸」の壁飾りの前で輪になって合唱する生徒(大津市)

 大津市で中学2年の男子生徒=当時(13)=がいじめを苦に自殺してから11日で8年を迎え、男子生徒が通っていた大津市の市立中学で「命の尊さを考える集い」が開かれた。生徒は合唱や詩の朗読を行い、人とのつながりの大切さに思いをはせた。
 同中では、事件を忘れないために、2012年から毎年この日に集いを開いている。生徒や地域住民ら約830人が参加した。
 全校生徒759人が作った折り鶴4140羽で「糸」の文字を表した壁飾りを披露。中島みゆきさんの歌「糸」から着想し、「人のつながりにこそ幸せがある」と、込めた思いを説明した。
 生徒は、手をつなぎ輪になって「糸」を歌い、命がテーマの詩を読み上げた。
 最後に生徒会役員たちが「大きく強い絆の輪を完成させられた。仲間と協力してこれからの生活に取り組み、一人一人の命を守り抜く」と決意を語った。