滋賀医科大付属病院(大津市)に通院する前立腺がんの患者らが7日、大学側による治療講座の閉鎖決定で希望する治療を受けられないとして、治療を妨害しないよう求める仮処分を大津地裁に申し立てた。

 申立書などによると、大学は岡本圭生医師が担当する放射線療法「小線源治療」の講座を今年12月末で閉鎖すると一方的に決定。6月末までとした手術の予約枠は埋まり、治療を希望する待機患者が数十人出ている。大学は7~12月を経過観察期間としているが、岡本医師は11月末まで受け付ければ60人の手術が可能と主張しており、大学は岡本医師による治療を妨害し、患者が治療を受ける権利を侵害してはならない、としている。

 仮処分は、北海道や東京都在住の50~70代の男性患者7人と岡本医師が申請した。患者はいずれも再発のリスクが高いといい、実績のある岡本医師の小線源治療を望んでいる。

 滋賀医大は「講座の閉鎖は規定や医学的知見に基づき判断した」としている。