殺処分後の豚舎内を清掃する県職員(東近江市内)=滋賀県提供

殺処分後の豚舎内を清掃する県職員(東近江市内)=滋賀県提供

 滋賀県近江八幡市の養豚場から豚コレラに感染した子豚が見つかった問題で、滋賀県は7日、養豚場で飼育されていた699頭を殺処分し、地中に埋める作業を完了した。8日中に全ての防疫措置を終える予定で、今後は野生イノシシを介した感染防止に重点を移して早期収束を目指す。

 作業は6日正午ごろから始め、県職員約280人が交代しながら徹夜で実施、18時間後の7日午前6時に終えた。豚舎内の飼料やふんなどとともに、県畜産技術振興センター(日野町)の草地に埋めた。

 県は同日夕の対策本部会議で、8日午後2時をめどに豚舎やその周辺の消毒を終え、養豚場内の防疫措置を完了する見通しを明らかにした。

 当面、農場から半径10キロ圏内で死んだり有害鳥獣として捕獲されたりした野生イノシシを全頭検査するほか、狩猟者による銃器やわなでの捕獲を禁止する。県内の養豚農家には豚の移動自粛を要請し、イノシシよけの防護柵が設置できないか検討を進める。

 県によると、野生イノシシへの感染は県内では確認されていないという。