テレビ電話で利用者の問い合わせに応じる手話通訳者(大津市役所)

テレビ電話で利用者の問い合わせに応じる手話通訳者(大津市役所)

 大津市は、無料通信アプリLINE(ライン)のテレビ電話機能を活用し、聴覚障害者が自宅にいながら手話通訳者に問い合わせや相談ができるサービスの実証実験を行っている。11月29日までの試行で課題を洗い出し、来年2月から本格導入する。
 利用対象は市内在住者で、書類での申請が必要。病院の予約や職場・学校への連絡の仲介依頼、行政手続きの問い合わせなどに、手話通訳者が市役所の開庁時間に対応する。トーク機能による文字でのやりとりにも応じる。
 手話への理解を広める市手話言語条例(1月施行)を踏まえた取り組みで、市によると、テレビ電話を使った手話通訳サービスは滋賀県内で初めてという。これまで聴覚障害者からの問い合わせには携帯電話のメールやファクスで応じていた。
 市障害福祉課は「テレビ電話なら顔を見ながら意思疎通ができるので、丁寧で素早い対応が可能だ」としている。