ダイオキシン類濃度の数値改ざんについて謝罪する中部清掃組合管理者の藤澤直広・日野町長(中央)=日野町北脇・日野清掃センター

ダイオキシン類濃度の数値改ざんについて謝罪する中部清掃組合管理者の藤澤直広・日野町長(中央)=日野町北脇・日野清掃センター

 滋賀県東近江市と日野、竜王両町でつくる中部清掃組合は11日、同組合が管理する日野清掃センター(日野町北脇)で3年前、ばいじん中に含まれるダイオキシン類濃度が基準値の約1・3倍を検出していながら、職員が記録を改ざんして滋賀県に報告していた、と発表した。人体や環境への影響はないという。
 組合はダイオキシン類濃度について年4回の自主検査を行い、県による年1回の定期検査を受けている。今年8月の県の検査で、基準値の約3・7倍のダイオキシンが検出され、過去の検査結果も調査。2016年5月の自主検査で、職員1人が検出された測定数値を基準値以下に書き換えていたことが分かった。職員は「これまでの数値が安定していたので、異常値だと思った。甘い判断だった」と話しているという。その前後の検査では基準値以下だった。
 ばいじんは、近江八幡市安土町上出の最終処分場に運び埋め立てている。組合は、8月の検査で基準値を超えた約265トンを別の処理場に搬出し、16年に基準を超えた約650トンも対応を検討する。数値を改ざんした職員は処分する方針。
 組合管理者の藤澤直広・日野町長は「周辺への影響はないが、住民の信頼を損ねた」と謝罪した。
 同市の小西理市長は「原因の究明と、最終処分場の放流水について安全であることを継続的に確認するよう要請した」とコメントを出した。