定年延長やシニア人材の活用について議論する出席者ら(京都市左京区・国立京都国際会館)

定年延長やシニア人材の活用について議論する出席者ら(京都市左京区・国立京都国際会館)

 関西の企業経営者が一堂に会する「第57回関西財界セミナー」(関西経済連合会、関西経済同友会主催)は8日、京都市左京区の国立京都国際会館で2日目の討議を六つの分科会で行った。2025年の大阪・関西万博を見据えた議論をはじめ、新時代の企業経営や人材の活用についても活発に意見が交わされた。最後に議論を総括したセミナー宣言を採択し、閉幕した。

 関西財界セミナー宣言の要旨は次の通り。

 1、過去の成功モデルに固執せず、激化するグローバル競争を勝ち抜く。政治リスクを意識しグローバル経営を進化させる。

 2、企業の成長や社会の利便性向上の手段としてデジタル化に取り組む。デジタル社会をリードする人材を育てる仕組みを構築する。

 3、変革を恐れず、社会課題を起点とするビジネス創造に挑む。大阪・関西万博を見据え、社会課題解決と成長の両立をリードする。

 4、人口減少に対応し、生産性向上と全世代が希望に応じて能力を生かせるエイジフリー社会を目指す。多様な人材が活躍するダイバーシティ経営で変化に打ち勝つ。

 5、リニア中央新幹線全線開業を見据え、関西独自の魅力・個性を強化する。大阪・関西万博に備え、既存のインフラの最適活用や防災力向上に取り組む。

 6、観光振興とまちづくりを一体で推進して関西の魅力を向上する。大阪・関西万博を「未来社会の実験場」として関西の発展につなげていく。