ゲーム形式の練習でゴールに迫る宮吉(中央)=沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場

ゲーム形式の練習でゴールに迫る宮吉(中央)=沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場

 「決定力」を発揮するストライカーは、誰なのか。J2京都サンガFCは、昨季FWの主軸だった選手が抜け、4年ぶりに古巣復帰した宮吉、大柄な一美と大野に加え、キープ力の高いエスクデロも名乗りを上げる。1トップを採用するなら定位置は一つ。激しい競争を勝ち抜くため、懸命のアピールが続く。

 昨季までの2トップから変更し、今季は1トップに取り組む。沖縄キャンプ中の8日、ゲーム形式の練習でFW陣は、ゴール前でシュートを狙うだけでなく、中盤まで下がってパスをさばくなど幅広い動きを見せた。

 宮吉は、7日の琉球との練習試合で果敢に持ち味の裏への抜け出しを試みた。「出場時間は短かったが、感じは悪くない。パスのタイミングなどをチームですりあわせたい」とうなずく。練習では精度の高いシュートを披露し、存在感を放つ。

 エスクデロは中盤ではなく最前線で起用されている。宮吉とタイプが異なり、頑強な体を生かした力強い突破力で勝負する。新加入の一美は181センチの長身を生かしたポストプレーでアピール。3年目の大野は守備でも献身的に走り「今年こそインパクトのある結果を残さないと」と定位置確保へ決意は固い。

 昨季11得点のロペス、途中加入で4得点のカイオは退団し、有望株の岩崎もJ1札幌に移籍。闘莉王は主にボランチやセンターバックで練習している。中田監督は「まだFWをどうするか決められない。みんなに期待しているし、競争して欲しい」と奮起を促す。

 昨季の総得点は40とリーグで5番目に少なかった。J1昇格争いに加わるためには、点取り屋の出現が待たれる。