献血に協力する女性。新型コロナウイルスの影響で、献血が不足している(京都市下京区・献血ルーム四条)

献血に協力する女性。新型コロナウイルスの影響で、献血が不足している(京都市下京区・献血ルーム四条)

 新型コロナウイルスの影響で府内の献血者数が減少している。4月~7月の一般的な400ミリリットル献血は昨年より約450人減少し、目標より1400人以上不足した。大学や企業への献血バス派遣が激減したのが原因で、日本赤十字社は「状態が長引けば医療に影響が出かねない」として協力を呼び掛けている。

 京都府赤十字血液センター(京都市伏見区)によると、4カ月間で400ミリリットル献血に協力した人は昨年同期比442人減の2万3474人。目標より1445人少なかった。特に京都市や府南部を中心に、大学や企業へ献血バスを派遣する「京都センターバス」の献血者は昨年より755人も減り、休校や在宅勤務の影響が直撃する形となった。

 現在のところ、医療面に大きな支障は出ていないが、同センターは「市町村役場や警察署などの官公庁に無理をお願いし、何とか確保している。状態が長引けば血液不足が深刻化しかねない」と、危機感を募らせる。

 このため、同センターは「献血の日」のこの日、近年はしていなかったキャンペーンを実施。献血者に記念品(レトルトカレー)を提供する催しを、3カ所の献血ルームと献血バスで催した。下京区の「献血ルーム四条」を訪れた大学院生の女性(23)=左京区=は、同センターのメールサービスで献血不足を知った。「コロナの影響が多方面に出ているということを実感した。自分にできることで何か協力したかった」と話した。

 同センターは、献血バスの派遣先を急募しており、「感染予防を徹底し、安全に献血が行える体制を整えている。ぜひお声掛けいただきたい」とする。同センター献血推進課075(603)8815。

 献血ルームと連絡先は次の通り。事前予約を推奨している。
 献血ルーム四条(下京区)=0120(640)388▽献血ルーム京都駅前(同)=0120(569)356▽献血ルーム伏見大手筋(伏見区)=0120(731)350。