オオバナミズキンバイを駆除する「ウォーターマスター」(滋賀県草津市下寺町・津田江内湖)

オオバナミズキンバイを駆除する「ウォーターマスター」(滋賀県草津市下寺町・津田江内湖)

 滋賀県草津市下寺町の津田江内湖で、多機能小型船「ウォーターマスター」を使った特定外来生物の水草オオバナミズキンバイの駆除作業が行われている。浅瀬や人が立ち入りづらい泥の深い場所で威力を発揮するとされ、試験導入した県が有効性を検証している。

 フィンランド製のウォーターマスターは全長11メートル、幅3・3メートル、高さ3・15メートル。ショベルカーに似た形状で、クレーンを使わずに自力で入水でき、プロペラで航行する。長さ5メートルのアームは作業に応じた装備品を付け替えられ、ポンプ吸引によるしゅんせつや掘削などができる。現在、日本国内には2台しかないという。

 ウォーターマスターを使った駆除作業は県内で初めてで、8日に開かれた作業見学会には行政関係者ら約50人が参加した。アームの先端に熊手型のレーキ(幅2・5メートル)を装着し、ヨシ帯近くに茂るオオバナミズキンバイをかき集める様子を熱心に見つめた。

 県は1月に小型水陸両用船「浮き丸」を使った駆除も行った。県自然環境保全課の中井克樹主幹は「いろいろなタイプの作業船があり、長所も分かってきた。適材適所で活用したい」と話した。