【資料写真】大野ダム(京都府南丹市美山町)

【資料写真】大野ダム(京都府南丹市美山町)

 京都府は24日、大野ダム(南丹市)で大雨が想定される場合、あらかじめダム湖の水位を下げておく「事前放流」の運用を25日から開始すると発表した。洪水時にためることができる貯水容量を確保し、下流域の浸水被害を低減する狙いだ。

 事前放流は、2018年の西日本豪雨でダムの緊急放流による浸水被害が相次いだことを受け、各地で導入が広がっている。

 大野ダムでは、台風の接近などで府北部の24時間降雨量が基準値を超えると予測される場合に実施する。運用に向け、ダム湖の最低水位をこれまでより2メートル低く設定し、貯水容量を86万立方メートル増やした。既存の容量と合わせると2218万立方メートルになる。

 府河川課は「緊急放流のリスクを減らし、下流域の治水安全度の向上が期待できる」としている。現在、施設改修を行っており、来年の出水期までにさらに貯水容量を95万立方メートル追加する方針。