京丹後市役所

京丹後市役所

 京都府京丹後市は、11月から3年の任期付きで正職員として週3、4日働く「ふるさと創生職員」を募集している。副業可能な就労と任期後の定住につなげる初めての試み。市は「京丹後に帰りたい、地方での暮らしと仕事を考える人への受け皿になれば」と期待する。

 地方創生や新型コロナウイルスの感染拡大などで、社会の働き方への意識が変化しつつあることを受け、市は受け皿を作り、I・Uターンを活性化させる狙いで募集する。

 対象は45歳程度までで民間企業の職務経験がおおむね5年以上。直近3年は京丹後市に住んでおらず、定住する意思のある人。募集は5人で、市のPRやふるさと納税の推進など▽ICTや企業間連携▽観光資源の調査や市内農産物の販路開拓▽高齢者が才能を生かす方策などの推進▽空き家再生や移住促進-をそれぞれ担当する。

 市は、週3~4日を職員として働き、残りを市内でフリーランス、農業、都市圏の企業の仕事をリモートで実施する「逆参勤交代型」などのスタイルを想定。給与は週4日(週31時間)勤務の場合で、大卒後10~15年の職務経験者は年収320万円前後という。

 「逆参勤交代」を提唱する三菱総合研究所主席研究員チーフプロデューサーで、市の戦略アドバイザーを務める松田智生さんは「都市部の企業の働き方改革で兼業・副業が進む中で、彼らの強みを生かした新しい働き方を地方で展開できる。人材循環で本格的な交流につながってほしい」とコメントした。

 募集受け付けは10月2日まで。市人事課0772(69)0150。