海水の遡上を防ぐために、舞鶴市が由良川に設置した防潮幕(京都府舞鶴市桑飼上)

海水の遡上を防ぐために、舞鶴市が由良川に設置した防潮幕(京都府舞鶴市桑飼上)

 京都府舞鶴市の上水道の主水源になっている由良川への海水遡上(そじょう)を防ごうと、市は取水場付近に防潮幕を張った。3年ぶりの設置で塩分濃度上昇を防ぎ、水道水の安定供給につなげる。

 舞鶴市は約8割の世帯の水道水を、隣接する福知山市大江町二箇の二箇取水場で由良川からまかなう。取水場は河口から約17キロの地点にあるが、川の水量が減少すると、海水が遡上する現象が発生。最近では2017年に7月21日から13日間、防潮幕を張った。

 今年は梅雨明け以降、降雨量が少なく、8月中旬には二箇取水場の塩分濃度が基準値を超えて取水ができなくなり、1・7キロ上流の補助取水場で水道水をまかなっている。

 防潮幕は取水口から約370メートル下流の舞鶴市桑飼上と福知山市大江町高津江を結ぶラインに設置。帆布製で長さ約百メートル、深さ2~3メートル。市水道整備課は「補助取水場での塩分濃度上昇を抑えたい。台風や河川の水量の状況を見て、取り外しの時期を決める」としている。