京都地裁へ向かう嵐山通船の船頭と代理人弁護士(京都市中京区)

京都地裁へ向かう嵐山通船の船頭と代理人弁護士(京都市中京区)

 嵐山の夏の風物詩である鵜飼を手掛ける嵐山通船(京都市右京区)が26日、経費を私的に流用などして会社に損害を与えたとして、前社長の男性(53)に約1100万円の損害賠償を求めて、京都地裁に提訴した。

 前社長は「辞めた人間なので何もお答えできない。やましいことはない」としている。

 訴状などによると、2017年12月~19年5月、立替金として約600万円が前社長に支払われたが、いまだに精算されていないという。また、18年4月~19年6月、「研究費」「鵜飼研究費」などの名目で約270万円が計上されていたが、支払い先の男性は受け取っていないといい、その使途が不明になったとしている。

 前社長は17年1月に就任したが、赤字経営が続いたことや株主総会での説明なく会社の土地を担保に借り入れしたことを理由に、今年4月に解任された。