国民スポーツ大会の1年延期を滋賀県に要請する伊藤会長(中央)と藤江次長(左)。右端は三日月知事=大津市・滋賀県庁

国民スポーツ大会の1年延期を滋賀県に要請する伊藤会長(中央)と藤江次長(左)。右端は三日月知事=大津市・滋賀県庁

 国民体育大会(2024年から国民スポーツ大会に改称予定)を主催する日本スポーツ協会とスポーツ庁の幹部が26日、大津市の滋賀県庁を訪れ、24年に県での開催が内定している国スポの1年延期を正式要請した。三日月大造知事は「時間をいただきたい」と述べ、回答を保留した。


 伊藤雅俊協会長と藤江陽子スポーツ庁次長が三日月知事と面談。伊藤会長は「滋賀県は25年開催で調整させていただきたい」と要請し、1年延びても競技種目の変更は行わず、大会簡素化や施設基準緩和など県の要望にも応える考えを示した。藤江次長は「(延期で増える)経費の財政支援をできる限り検討する」と話した。


 三日月知事は「少し時間をいただきたい。関係者と共有し、県としての考えを伝える。市町や県民から戸惑いの声がある。調整しなくてはならない」と述べた。回答をいつ伝えるかも明言しなかった。


 国体を巡っては、鹿児島県が新型コロナウイルス感染拡大で今年の開催を断念。23年開催を目指し、後続の県に1年順送りを要請していた。23年に内定している佐賀県は既に延期を受け入れている。