5年ぶりの選抜大会に向けて思いを語る井本監督(福知山成美高)

5年ぶりの選抜大会に向けて思いを語る井本監督(福知山成美高)

 第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕・甲子園)に京都から龍谷大平安と福知山成美が挑む。あと1勝に迫った京都勢の春夏通算200勝がかかる平成最後の大会をいかに戦うか。両校の指揮官にチームの現状や意気込みなどを聞いた。

 ■福知山成美 井本自宣氏

 ―5年ぶりの出場が決まり、チームの雰囲気は。

 「選手はやる気になっている。坂道ダッシュの記録なども良くなっているし、いい効果が出ている」

 ―京都大会は優勝したが、近畿大会は準々決勝で敗退した。課題を踏まえた冬の強化ポイントは。

 「近畿大会の準々決勝で対戦した履正社の投手は全国レベルだった。必要なのは打撃の強化。5点を取るのが目標だが、どんな投手が相手でも1、2点は何とか取れるようにしたい」

 「今はトレーニングで筋力アップを図っている。冬の練習は単調になりやすいが、どのくらいの重さを持ち上げられるかなど数値目標を設けて取り組みやすくしている」

 ―監督として甲子園で初采配となる。

 「コーチ、部長としてはベンチに入っていたので流れは分かるが、試合でサインは出したことがない。ただ、近畿大会のように選手がやってくれれば、どんな相手でも試合にはなると思う」

 ―今回は平成最後の甲子園になる。思い出の大会は。

 「1999年夏に初出場した時は、勝利を挙げられて良かった。2009年春に初出場した選抜大会は1回戦から延長15回を戦って勝った。5年前の選抜は2回も勝てるチームじゃなかったのに8強入りした。甲子園ではやってきたことを発揮することが大事だと感じた」

 ―選抜大会ではどんな試合をしたいか。

 「最後まで諦めないのが京都のチームの特長だと思う。うちのチームは勝つにしても大差で勝てるとは思わない。無駄なミスを減らすことが大切だ」

 ―京都勢としては甲子園通算200勝が懸かっている。

 「福知山成美は節目の年に出場することが多い。初出場した1999年夏は京都勢の夏100勝目を挙げた。次は甲子園200勝。組み合わせもあるので龍谷大平安が200勝となれば、201勝目を目指したい」

 <いもと・さだよし> 福知山市出身。前身の福知山商―龍大。龍大では副主将を務めた。1997年から母校のコーチ、部長を歴任し、春夏計6回の甲子園を経験。2014年8月から監督に就任した。国語科教諭。45歳。