ヘリを使った訓練に励む京都市消防航空隊と府内の各消防本部の救助隊員たち(京都市伏見区・京都消防ヘリポート)

ヘリを使った訓練に励む京都市消防航空隊と府内の各消防本部の救助隊員たち(京都市伏見区・京都消防ヘリポート)

 台風シーズンを前に、京都市消防局と府内の各消防本部がこのほど、ヘリコプターを使った合同訓練を京都消防ヘリポート(伏見区)で実施し、隊員たちがつり上げ救助の手順を確認した。

 西日本豪雨などヘリでの救助を要する災害が多発している状況を踏まえ、各消防本部でつくる府消防長会は2018年、ヘリ活用の研究会を設置。京都市消防航空隊が保有する2機の柔軟な運用に向け、各本部の連携強化を図っている。

 合同訓練は昨年に続いて2回目で、今回は同航空隊と11消防本部が参加。災害時の孤立地域や山岳地などで急病人が発生したとの想定で行った。

 訓練では、空を舞うヘリを地上の救助隊員らが無線や手信号で現場に誘導。ごう音が響き、強風が吹き付ける中、上空約15メートルでホバリングする機体から隊員が降下し、要救助者役を乗せた担架にロープを付けて引き上げた。宇治市消防本部救助隊の園田功士長は「ヘリが来るまでの地上での準備など活動全般のイメージが湧いてよかった。連携が大事になるので、顔の見える関係性づくりを今後も大切にしたい」と話した。