自身の練習時間中も、子どもたちに助言する高橋さん(左から2人目)=向日市・京都向日町競輪場。講座でも基本動作を丁寧に説明する

自身の練習時間中も、子どもたちに助言する高橋さん(左から2人目)=向日市・京都向日町競輪場。講座でも基本動作を丁寧に説明する

講師を務める高橋彬さん(向日市・京都向日町競輪場)

講師を務める高橋彬さん(向日市・京都向日町競輪場)

 京都向日町競輪場(京都府向日市)で、自転車競技「BMX」の初心者向け講座が今夏から始まっている。世代別で日本一に輝いた、京都の若手有望選手らが講師となり、基本動作を指導する。幼少期からBMXに触れてもらい、競技人口の裾野拡大を目指す。

 主催するのは自転車競技の振興を目指す「日本サイクルスポーツ振興会」(東京都)。府の委託を受け、向日町競輪場を運営する「日本写真判定」が設立した一般財団法人だ。場内に設置されたコースを使って、講座「BASIS BMX SCHOOL」を6月から毎月1回実施している。同振興会は「BMXを自転車競技に親しむ入り口と位置付け、競技者の拡大につなげたい」とする。

 講座は、自転車に乗って、立ちこぎができれば、誰でも参加可能。バイクや防具一式をレンタルで利用できる。走行姿勢から、波状のコース走法やタイヤを上げる体の使い方など基本を学ぶ。

 小学生を中心に毎回10人が汗を流す。参加している4年生の男児は、以前に向日町競輪場で行われたBMX大会を観戦し、受講を決めた。「失敗した時の怖さもあるけれど、新しい技ができるとすごく楽しい」と笑顔を見せる。

 講師の1人は、全国から強豪が集うジャパンカップで、2017年、18年に13~15歳のクラスで優勝した高橋彬さん(16)。向日町競輪場を拠点に練習を重ねる。「まだまだメジャーじゃないスポーツだけど、魅力をいろんな人に知ってもらいたい」と振興会の依頼を快諾した。

 高橋さんによると、BMXの競技者の間では、互いに教え合う習慣がある。自身も練習場で出会った人から助言をもらうといい、「上下関係なく、話し合ってそれぞれの課題を乗り越える。うまい下手ではなく、みんなで一緒に楽しむのが一番だから」と参加を呼び掛けている。