「大魔神逆襲」(1966年)のため西岡善信さんが描いた美術スケッチ

「大魔神逆襲」(1966年)のため西岡善信さんが描いた美術スケッチ

 11日に97歳で亡くなった映画美術の第一人者、西岡善信さん。手掛けた映画160本余りを並べると、日本映画の戦後史に触れられる。「鬼龍院花子の生涯」「瀬戸内少年野球団」「たそがれ清兵衛」カンヌ国際映画祭グランプリ作「地獄門」。京都の映画や映像文化を、美術で支えてきた。

 ち密な時代考証と映像美を併せ持った美術デザインを手掛け、西岡さんは「時代劇を京都で撮りたい」と願う名だたる監督たちが憧れる存在だった。
 西岡さんの美術スケッチには数々の名画が並ぶ。掲載したスケッチは、大映特撮時代劇の名作「大魔神」シリーズの3部作「大魔神逆襲」(1966年)より。荒川飛騨守の武器製造村。ここで酷使される村人を4人の少年と大魔神が救う。京都市西京区の沓掛に巨大なセットを建設した。