「アナログなゲームで交流が生まれればうれしい」と話す中馬さん(彦根市平田町)

「アナログなゲームで交流が生まれればうれしい」と話す中馬さん(彦根市平田町)

 100種類以上のボードゲームを楽しめるカフェ「ムッシュさいころ」が滋賀県彦根市平田町にオープンした。県内のボードゲームカフェはまだ珍しく、多くの客が盤上の戦いに熱中している。カフェ代表の中馬誠さん(47)は「互いの顔が見えるアナログなゲームで交流を深めて」と話す。

 店の棚に国内外のボードゲーム約130種類が並び、自由に遊ぶことができる。ブロック同士がつながるように配置する陣取りゲーム「ブロックス」や、砂利を描いたカードと小石を使い日本庭園を完成させて美しさを点数化する「枯山水」などがそろう。「UNO」や「黒ひげ危機一発」などの人気ゲームのほか、彦根ゆかりの「カロム」もある。

 ソファ7席を設け、子どものころボードゲームに親しんだ30~40歳代のグループ客が多く、1人の来店者同士で楽しむ姿も。初心者には中馬さんが簡単なゲームを選んで遊び方を説明する。お気に入りのゲームを持ち込む客もいるという。

 中馬さんは家族で豊郷町のコンビニエンスストアを10年以上経営してきたが、妻の千里さん(47)が病気になり、体力面や代わりの人手不足から昨年8月に閉店。新たな事業を探す中、京都市内のボードゲームカフェに友人と初めて入ると世代や性別を超えて楽しむ姿を目にし、自身も熱中。人々の集いの場になればと今年5月にカフェを開店した。

 ポップコーン店も併設し、長女の彩里さん(27)、次女の弥生さん(24)が切り盛りする。中馬さんは「経験や実力を問わないのが将棋や碁にないボードゲームの良さ。少しずつ魅力が広まればうれしい」と話す。料金は90分で950円(ドリンクと菓子付き)。延長可。木曜休み。ムッシュさいころ0749(47)6540。