昨年行われた時代祭の行列。今年は例年とは異なり10月26日に実施される(2018年10月22日、京都市上京区・京都御苑)

昨年行われた時代祭の行列。今年は例年とは異なり10月26日に実施される(2018年10月22日、京都市上京区・京都御苑)

 京都三大祭りの一つ、時代祭。毎年10月22日に平安時代から幕末までの装束を着た人々が京都市中心部を行列して歩くことで知られる。しかし、今年は例年と事情が異なる。祭りを実施する日が10月26日に変更されるのだ。観覧を予定する人はご注意を-。
 時代祭は、京都に都が移されて1100年となったことを記念し、1895(明治28)年に始まった。京都市内の住民による氏子組織「平安講社」が主催し、毎年約2千人が各時代の衣装を着て歩く。
 行列の日は例年10月22日と決まっている。同日は、794(延暦13)年に桓武天皇が京都に都を移した日にあたる。このため同日は10月22日は「京都の誕生日」とも言われており、時代祭の行列が催行される日となっている。
 しかし、今年の10月22日は、天皇陛下即位に伴う「即位礼正殿の儀」がある。このため、主催する平安講社が協議した結果、「祝意と敬意を表するため」として、最も近い土曜日にあたる10月26日に時代祭の行列を行うことになった。
 時代祭当日、京都御苑(上京区)には有料観覧席が設けられる。日程変更は観覧席の売れ行きに影響しているのか、チケットを取り扱う京都市観光協会に聞いてみた。同協会の担当者は「26日は土曜日なので、『例年は時代祭を見ることができないが今年なら見られる』と言って、チケットを購入する人もいます」と話す。
 数年に一度しかない土曜日開催の時代祭。「令和」という時代の初めに、平安から幕末までの時代に思いをはせてみてはどうだろう。